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ついに公開初日2月9日(金)を迎え、主演のムロツヨシをはじめ、川口春奈、林遣都、河合勇人監督が集結!MCは本作にも出演している本多力が務め、上映前の観客を前に舞台挨拶を行いました。

イベントでは、公開初日を迎えた喜びをたっぷりと語っていただきました!さらに、タイトルにある「身代わり」にかけて、観客全員に、ムロツヨシが二役を演じる<吉良上野介>と<吉良孝証>のお面をつけて記念撮影を行いました。(※以下、ムロ、川口、林、監督)

ムロは「皆様、足を運んでくださってありがとうございます!昨日、2年ぶりに髪を染めて、黒くしたらすごく恥ずかしい。なので写真モザイクかけてほしい…」と恥じらいながら登場しました。
川口は「本日はお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ楽しんでください」、林は「家族が朝から観に行ってくれて、すっごく面白かったと言ってくれた。そんな作品に出られて嬉しいです」、監督は「こうして初日を迎えられて、感無量です」と感謝とともに、それぞれ挨拶をしました。

MC本多からムロへ“演技を始めた頃の自分に、なんて声をかけたいか”と1問目から台本にないヘビーな質問を投げかけられ、「なんで1問目からそんな深い質問してくるの!?最後に聞きなよ!」とツッコミ。本多節が効いたMCに場内からは笑いが起こり、「びっくりしちゃった。一問目から壮大すぎるよ!」とムロをドキドキさせながら、その質問は最後に回答することになりました。

質問を切り替えて、ムロが自ら演技を提案したアイディアなどについて尋ねると、ムロは「林くん演じる斎藤とのやり取りはみんなでアイディアを出しあった。本番で生まれたものも監督が大事に撮ってくださった」と当時を振り返りました。
林は「急にムロさんがアドリブすることはいっぱいありました(笑)」と明かすと、「本番の思い付きを大事にするタイプです」とムロがコメント。
あわせて、本多とムロの共演シーンでは、本多が“時代劇史上、一番遅い階段落ち(人が階段を転げ落ちるシーンの撮影)”と歴史を刻んだことも明らかになりました。

続いて、川口へムロとの共演シーンについて質問すると「ムロさんがお布団で寝ているシーンでのやり取りが可愛かったです。2人の関係性がボケとツッコミみたいで」と振り返りました。
桔梗が孝証扮する上野介に水かけるシーンの話にもなり、「1回しかできないので、外さないようにかける練習をしてました。あそこも好きなシーンです」とお気に入りシーンを挙げました。「本多が“あの水をかける間がめちゃくちゃいい”と話してました」とムロが暴露すると、「なんで(直接)言ってくれないの~」と惜しむ川口に照れる本多の姿も見受けられました。本多がメイキングでみせる川口がカッコイイと絶賛すると、ムロから本日の川口の服のテーマは“女スパイ”ということも明かされました。

林は本作の撮影時期に子供が生まれたそうで、「ムロさんと1対1のシーンの撮影で京都にいたんですが、その日の夜に撮影して新幹線に乗れたら出産に立ち会えるかもという日があった。恐らくムロさんが全スタッフの方々にお話ししてくださって、僕のシーンを先に撮影してくださったんです。見たことないくらい現場の士気があがって、1分1秒でも時間を短縮できるように、ムロさんが現場にずっと立っててくださって。どんどんシーンを撮影してくださったおかげで、無事出産に立ち会えることができました」と明かすと、会場内からは拍手が巻き起こりました。「生涯忘れられない日になりました。男前のカッコイイ方です」と感謝を伝えると、ムロは「当たり前のことを、当たり前にしただけ」と照れを隠しながら、「でも一生に一度のこと。ギリギリ間に合いそうというところもあった」と続けました。
当時の現場を振り返りながら、「いい空気で、緊張感もあって」「幸せな空気感でした」とムロと林がともに幸せを噛みしめながら撮影当時の様子を語り合いました。

監督へ本作でこだわった点を尋ねると、「一番は笑いをこだわった。それぞれ笑いのシーンがたくさんあるので笑っていただきたい。ムロさんと瑛太さんのシーンでは感動していただきたいなと思います」と回答。永山とのシーンに触れると、ムロは「単純に僕らは恥ずかしかったんです(笑)。照れているのを受け入れながらお互い演じました」と語りました。

本作のストーリーにかけて、“これは一世一代のミッションだったな”という経験を聞かれると、ムロは「昔、すべて1人で作って一人芝居したことです。芝居をみせたら、お客さんがそこにいるけどいなくなくなっていくのがわかって、途中から可哀そうという目で見られた。あの目がトラウマでちゃんと何をすればいいか考えるようになった。あれは忘れることもできない、大きなミッションだった」と苦い過去のトラウマを明かしました。
続けて、川口は「1回だけ渋谷で携帯を落としたことがあって。行った場所を辿っても出てこなかったんですが、渋谷の交番にダメ元で行ったらあったんです。どなたかが届けてくださって、日本って素晴らしいなって思った」と、ヒヤヒヤの経験談を告白。
林は撮影現場での話しの続きとして、「子供のへその緒を切ったことです。ムロさんのお心遣いがなかったら切れてなかった」と回答。「なので、僕の子供の緒はムロさんが切ったといっても過言ではないです!」と宣言すると、「過言だよ(笑)!!」と爆笑し、ムロは笑顔をみせました。
監督は「38歳くらいにデビュー作を撮ったので、その時が一世一代のミッションだったなと思います」と語り、お客さんに届けられた瞬間が一番ミッションの区切りになるしみじみと改めて初日の今日の喜びを噛み締める様子でした。
ムロは「土日どこかで(本作を観に劇場へ)行けたらなって思ってます。笑い声が起きるのか…起きてほしいという感情と共に、緊張しながら観たいなと思います!」と明かしました。

最後にムロは、「みんなでアイディアを出しあって作った作品。皆さんの感想があって映画が完成するので、いろんな感想をお待ちしております!これからも作品を作り続けたいと思います」と意気込みで締めくくりました。
記念撮影では、タイトルにある“身代わり”にかけて、観客全員にムロツヨシが2役を演じる<吉良上野介>と<吉良孝証>のお面をつけて行い、会場中を吉良の顔で埋め尽くしてイベントは終了しました。