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1月18日(木)に、本作の完成披露舞台挨拶を実施しました!
当日は、江戸一イヤミな殿・吉良上野介役/三文芝居の怠け坊主・孝証役の二役を演じるムロツヨシ、悩める腰抜けサムライ・大石内蔵助役の永山瑛太、さらに、桔梗役の川口春奈、斎藤宮内役の林遣都、柳沢吉保役の柄本明、堀部安兵衛役の森崎ウィン、原惣右衛門役の星田英利、堀江半右衛門役の本多力、りく役の野波麻帆、高尾太夫役を演じた橋本マナミ、さらに、河合勇人監督の総勢11人が華やかな場に勢ぞろいしました。

キャストの1人である本多力がMCを務め、本多の呼び込みにより、場内通路に設けられた華やかなレッドカーペットにキャスト&監督が登場。盛大な拍手で観客に迎えられながら、豪華な金屛風が飾られた壇上に豪華キャスト陣が一同に揃いました。 (以下、ムロ、永山、川口、林、柄本、森崎、星田、本多、野波、橋本、監督)

皆が温かい目で見守る中、緊張した本多のMCでトークがスタート。完成した映画について、江戸一イヤミな殿・吉良上野介、三文芝居の怠け坊主・孝証の2役を演じたムロは「Z世代などの若い方々にどうしたら忠臣蔵を知ってもらえるか、わかりやすさを考えつつ、上の世代の方からからはこんな忠臣蔵もあってもいいんじゃないかなと思っていただける作品になっている」と作品の魅力を語りました。

悩める腰抜けサムライ・大石内蔵助を演じた永山は「ムロさんと20年ぶりに、こういったかたちで共演できたのもすごく嬉しいです。完成した作品を観て、皆さん素晴らしかったですが、ムロ君が一番凄かったよ…」とコメントし、その熱い一言を受け「ありがとう…」とガチ照れするムロ。
そして、殿を支えるマドンナ・桔梗を演じた川口は「忠臣蔵はこれまでも描かれてきた作品ですが、新しいかたちの忠臣蔵が出来上がった。普段、時代劇に詳しくない方にも楽しんでいただける作品になっていると思います」とアピールしました。

MCの本多がムロとの共演シーンを尋ね始めると、突然話題が切り替わり動揺するキャスト陣を前に、「会話ってキャッチボールだから…」と本多。それに対して、「そうだよね、本ちゃん(本多力)の話しに集中しないといけないよね…」と納得した様子のムロとの掛け合いが見られました。

共演シーンの話題に移り、クレイジーなドM家臣・斎藤宮内を演じた林は「脚本をみた時から、ムロさんがどんな風に演じてくるのかワクワクしていた。でも現場に入ると凄すぎて、新しく生まれてくるものだったり、セリフの言い回しや動きに食らいついていくので必死でした」と絶賛すると、ムロは「身代わりとなるまでのシーンを一緒に作っていったので、本当に林君には助けられました」と感謝を述べた。

ムロとの共演シーンが多い川口も「ムロさんとのシーンはほっこりして笑える場面が多くて可愛らしかったです。ムロさんだからそこナチュラルに楽しくて、伸び伸びと自由にやらせていただきました」と振り返りました。川口とムロは約10年ぶりの共演で、川口は「初日ドキドキしながら、大胆に演じました。桔梗が孝証に水をかけるシーンについて“故意”じゃないですよね…?」「え!?“恋”じゃないですか?」と食い違いが発生。「孝証はあのシーンから恋が始まっているから」と誤解が解け、笑顔を見せ合いました。

また、幕府のフィクサー・柳沢吉保を演じた柄本は「よく忘れちゃうんです…あんまり考えないんだよね」と暴露。実は現場に見学に行っていたという本多から「柄本さんから撮影の合間にセリフあわせしていたのが印象的でした」と伝えると、「そんなことした!?」と柄本は驚いた様子でした。

遊郭No.1メンズ殺し・高尾太夫を演じた橋本は、「ムロさんは1人1人に気を配られていて、マネージャーの方々が立っている時に、“マネージャーの方も座って”と私のマネージャーにも椅子を差し出してくださって…素晴らしくて、私もそんな人になりたいな思いました」と撮影裏のムロの優しさを明かしました。

永山は「ここ数年会ってはいなかったですが、お芝居は何で対面して目を合わせなきゃいけないのか。ムロさんと目をあわせるのが恥ずかしかった」とお芝居の話しに…ムロとの共演は「照れ臭かった」と当時の心境を語りました。

仇討ち一派のうっかり参謀・原惣右衛門を演じた星田は自己紹介時に役柄の名前ミスが発覚し、「すみません、近所のマスターの名前でした!!」と謝罪する事態に。その流れで撮影期間中、討入シーンの撮影前日に大雪が降った話へと移り、星田は「とにかく現場が寒かったということしか覚えてない。ヒートテック3枚持って行ったけど、歯が噛み合わないくらい寒い日が時々あって。その理由が3枚のうちの1枚がエアリズムでした」としっかりとオチが付いたエピソードで会場を笑いに包みました。

闘牛コリーダ系最強剣豪・堀部安兵衛を演じた森崎は「討ち入りのシーンに僕も参加していましたが、京都の寒さを身をもって知りました。その日があったからこそ、一丸となれたのかなって思います」と語ると、ムロも討ち入りシーンを振り返り、「討ち入り直後は本当の雪だった。スタッフさん総出で雪かきしていたのが印象的で、その場のキャスト一同テンション上がっていた」と注目してほしいシーンとして挙げた。

大石内蔵助の妻・りくを演じた野波は「撮影は瑛太さんと共演の2日間だったのですが、ロケ地が岩倉具視さんの重要文化財でした。絶対に踏んではいけない場所があったりしたのですが、とても素敵な場所でした」と語ると、ムロに「踏まなかったですか?」と尋ねる本多。すかさず、ムロが「共演シーンは瑛太さんとだから!会話ってキャッチボールだから!ちゃんと聞いてて!」と前段にあった本多のフリから伏線を回収し会場を盛り上げました。
そして、監督は「寒かったのもありますが、川のシーンが本当に大変でした。前半にあるので楽しみに観ていただきたいです」と撮影が大変だったシーンを挙げると、ムロも「寒すぎて川から出てスタート地点に戻る時に命が途絶えそうになりました…」と4回も川流しをされたと撮影の苦労を打ち明けました。

最後、全員で本作の大ヒットを祈願して鏡開きを行い、ムロは「この映画が完成して披露する日がきました。ありがとうございます!当たり前の日常がまだない方もいらっしゃると思いますが、日常を一生懸命生きながら、僕らにできることは何かと考えながら、できることを見つけてやっていこうと思います。本作を観れる方はぜひご覧いただけたら。皆様の明日が楽しくなるよう祈っております!」と熱く想いを込めてコメントし、豪華絢爛なイベントは幕を閉じました。